HIKARI TO KAZE MARKETCOURT TIMES
LINER NOTES vol.1
 暑中お見舞い申し上げます。光と風設計社企画担当の廣瀬です。いつもご覧くださりありがとうございます。
 この度「光と風マーケットコートタイムズ」は一年間の活動を経て、来場により親しみを感じてもらえるよう、そして暮らしの中の楽しみを共にしてもらえるよう、ウェブ媒体としてさまざまな事柄について自由気ままな閑談を始めることになりました。
 本来はレコードやCDのジャケットに付属している解説文を意味する「ライナーノーツ」が一連の名称です。「光と風マーケットコート」の紹介から、一方で全くの私的なエピソードまで、しばしお付き合いくださいませ。(2021年7月)
ライナーノーツ:目次(第1回/全6回)
・光と風をあつめて
・優悠閑適〜のんびりと楽しむ〜
・主題歌はシティ・ポップ
・尽きることのない時間(月代わりの便り)
第1回・光と風マーケットコート
光と風をあつめて
五味政重:光と風設計社代表
 皆さんこんにちは、光と風設計社代表の五味です。今回から、数回にわたりこの「光と風マーケットコート」に対する想いやそれに関連する私の考えなどをご紹介していきたいと思います。第1回目は、私たちの「光と風マーケットコート」の生まれた背景をご紹介したいと思います。
 まず、私達はここ甲府市横根町に元々本社があり、「光と風設計社」というブランド名で17年程注文住宅・企画住宅を設計施工している会社です。ブランドコンセプトは、「明るく開放的な外とつながる家づくり」で、「住まい」という暮らしの中で、心地よく家族が幸せになってもらえるような「家」を軸に、インテリア・家具・雑貨・エクステリア・さらに、「衣食住」を通した楽しみ、モノだけでないコト、トキを楽しく豊かにするお手伝いをし、お客様の暮らし・ライフスタイルをもっと楽しく幸せになっていただくことを目指して日々活動しています。
ゆっくりと寛ぐことができる屋外スペースに広がる芝生。毎月数回はキッチンカーも営業中。
 そんな中で今回の本題の、なぜこのような施設をつくったのかというと、ズバリ光と風設計社としてのコンセプト体感をしてもらえる場をつくりたかったからです!
 自然とつながる心地良さ・五感を刺激するデザインを取り入れた暮らし・美容と健康、おいしく楽しい飲食というものを通して、暮らしに癒しをもたらす「幸せ」をより多くの方に体験してもらいたい。そんな想いからこの施設は出来ました。 そして、そんな想いに共感していただいたライフスタイルを彩る各テナントさんにご縁をいただきこの「光と風マーケットコート」の魅力が生まれていると感じています。
 ぜひ皆さんにも、この敷地を活かした自然を感じる屋外(中庭)空間を楽しんでもらいたいです。また、最近はこのコロナ禍で大きなことはできませんが、毎日の暮らしに役立つワークショップ、屋外マルシェやイベントによって日々の暮らしをもっと楽しく・豊かにすることを開催していきたいと思いますので、「光と風マーケットコートタイムズ」での情報発信をチェックしてみてください。
 さらに、いろんなジャンルで活躍する方たちとのコラボレーションの場としても地域を盛り上げていきたいと思いますのでぜひこの「光と風マーケットコート」に皆さんお越しください!
第1回・素敵なパン屋さん「setsu」
優悠閑適〜のんびりと楽しむ〜
廣瀬ミツヨ:ジーエムコーポレーション企画担当
 光と風マーケットコートC棟のパン屋さん「setsu」から漂う愛おしい香り。入口の優しい手書き文字の看板には、季節のメニューもたくさん。中に入ると、丸みを帯びたかわいいパンたちがいつものように出迎えてくれます。
天然酵母はリンゴ、ニンジン、長イモが原料。一番品揃えが充実するのは10時半から11時。
 おすすめのひとつは山食パン。これはもう絶品です。手土産にも喜んでもらえるモチモチの食感は、そのまま食べても、焼いて食べても、はたまたサンドやフレンチトーストにしてもおいしい、食欲をそそる一品。パンを好きな厚さに切ってもらう瞬間、「朝食用に6枚切りにしようか。今晩は贅沢4枚切りとビーフシチューにしちゃおうか」食卓の想像がふくらんでしまいます。
 さて、好みのパンをトングで運ぶランチタイムのアクティビティ。けれど私のお気に入りの多くはカウンターショーケースに並ぶパンなので、結局はトレイとトングだけを店員さんに渡して夏の新作とソフトドリンクをお願いするのです。バターチキンのカレーパン、生ハムとゴーダチーズとピクルスのサンド、ウメやスモモも自家製シロップソーダも。さぁどれにしよう。
 というわけで、ピリっと辛さがクセになるカレーパンと「つきのみ農園」のみかんジュースをテイアウトしたら、屋外スペースのテーブルで元気にいただきます。
1曲目・荒井由実「晩夏」
主題歌はシティ・ポップ
河西マサノリ:外部の「33&1/3」から「光と風マーケットコートタイムズ」に参画中
 甲府駅前広場や山梨県庁での青空市場を運営する傍ら、2018年9月にB棟内で工芸作品が揃う「やまなし秋めく食卓展」を主催して以降、「光と風マーケットコート」に関わり、現在に至るまで様々な企画展を実施している。各事務局としての活動はいつも一人で、その寂しさを紛らわせるために、毎回裏側では密かに主題歌を設定して愛聴するので、せっかくのこの機会にそれらを(はじめはマジメ風に)綴ってみたらどうだろうか。音源は趣味で収集している中古レコードだ。
荒井姓時代の最後のアルバム。帯のコピーは「郊外の風と光をあなたに贈ります」。
 初開催した3年前には既に「シティ・ポップ」と呼ばれる1970年代や1980年代の邦楽の一分野が流行していて、中でも季節柄ユーミンの「晩夏」を繰り返しBGMにして準備を進めた。「中央フリーウェイ」も収録されている1976年に発表したアルバム「14番目の月」の中の一曲で、秋に向けて移ろう景色に重ねた心情が歌われている。丁度会期の最終日は9月の満月前夜、夜空に中秋の14番目の月が浮かぶ。
 そうして、上記の案内のウェブページの配色を歌詞の通りに仕立てる作業を進めながら、夏の終わりを告げる風と故郷を照らす日差しが混ざり合う歌の世界観に施設名を連想すると、以前以後どんな催しであっても四季の色合いを感じてもらいたい思いの再確認にも繋がった。もちろん「光と風マーケットコートタイムズ」にも暮らしの彩りのひとつとして親しんでほしい。
 あ、そうそう、レコードジャケットに巻かれている「帯」の文言も、なんだか「それっぽい」んだよね。
月代わりの便り
尽きることのない時間
萩原マサキ:Atelier de La Feuille スタッフ
 「趣味は何かありますか?」 そう聞かれるといつも少し躊躇する。本を読むのも好きだし、音楽聴くのも好きだ。ただ趣味と言い切るほどの自信はない。時間も忘れて没頭してしまうもの、そう考えるとやっぱりこれしかないか。
  「そうですねぇ『庭いじり』かな。」
 そんな僕の趣味が始まったのは昨年の3月。小さな庭のある賃貸の一軒家に引っ越し、雑草の生い繁る何もないところからスタートした。庭のプランは特に考えてなかったが、まずは家庭菜園のスペースを作ることに。だが最初からつまずく。土を掘り返そうとしてみるがスコップが入らない。少しずつ掘り進めてみると地面の中から大きな石がゴロゴロ出てくる。通りがかりの近所の人いわく、昔ここらへんは竹藪で、そこを造成するのに石をいっぱい入れていたらしい。いきなりの難関に心が折れそうになったが、なんとか地道に石を掘り起こし菜園スペースは完成した。しかし次の問題が。さて、この石どうしたものか。
 結局どこかに捨てるわけも行かなかった石たちは、一時的に庭の片隅に積み上げられたが、無用のものにしてしまうのはいささかもったいないと思い、 思うがままに軽く石積みのようにしてガーデンスペースを作ることに。きっちりとした石積みのようにそろってはいないが、これはこれで味がある。この手作り感が自分で庭を造る醍醐味かもしれない。こうして植物を植えるスペースが整ったことで、ようやく緑を入れることができるようになった。
 僕が植物を選んだときにこだわったことが2点。
ハーブが植えられた自宅の花壇。「これから」をイメージする時間も楽しい。
 1点目は『香り』。もちろん花の香りもあるが今回はローズマリーやセージ、ゼラニウムにタイムなどのハーブを組み込むことにした。そうすることで庭の手入れをしながらそれらに触れた瞬間にいい香りに癒されて最高のリラックスタイムに変身するからだ。
 もう1点は『風を感じられること』。風自体は目には見えないが、そこにロシアンオリーブの枝先やメリニスの穂が風に揺られてそよそよと揺れる様子が見えることで、そこに吹き抜ける一筋の風の爽快さを目からも感じ取れるようになる。
 こういった視点をもって庭づくりをしてみると、今まで気づかなかった庭のもつ魅力や楽しみがグッと増してくるので、お客様にもぜひ試していただけたらと思う。
 これからもまだまだ試したいアイデアもあり、ある意味完成はないのかもしれない。それは植物が日々生長して庭の姿が変わるたびに、こうしたら素敵かもと変わるからだ。
 うん、庭づくりは尽きることのない最高の趣味に違いない。
LINER NOTES
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